願望実現についての質疑応答でよく目にする「本当の願いじゃないから叶わなかったんだ」と言うような回答表現が、私はすごく嫌いでした。
「本当も嘘もないわ！これ叶えたいんじゃ！」
って思った方はいらっしゃると思います。
でもこの「本当の願い」かどうかを確認するのはとても重要なんですよね。
「照準がズレてる」とか「本心に沿っていない」という表現の方が分かりやすいかなと、私は思います。
何か叶えたいと思った段階でまずやるべき事は、自分の本心と願望を精査してみる事です。
・それを本当に望んでいるのか？
・それ自体は必須なのか？目的は何か？
・叶った自分や周囲はどんな風になるのか？
こんな事を少し冷静に考えてみる時間こそ必要です。
自分も経験した事ですが…
別れた彼とやり直しても幸せになれないと本心は思っていながら、執着して復縁を願う例。
依存や悔しさ、悲しみという強いエゴ思考に巻き込まれた状態だと、自分が本当は何を求めているかに気付けません。
大金を望んでいるくせに、目的がはっきりしていない、お金を持っている人に強い嫌悪感があったりという例もあります。
犯罪に巻き込まれるんじゃないか？とお金を持つ事を恐れていたり。
それらは打ち消しあってしまっていたり、
「叶ったら本当は困る事」
「空虚な現実的でないもの」
という扱いに自分の中でなっていて「望み」として確立出来ていない可能性はあります。
ですから
「願望が実際、無条件で明日叶うとしたらどうか？」
と、具体的に考えてみる、イメージをしてみる事は大事です。
その際にネガティブな感情や恐れが出てきたら無効化するか、本心に沿った願いに調整して行く事を提案します。
先程の例なら
◎どうしても彼と復縁したい！
→本当にそうなって幸せかな？彼がいいの？
→よく考えたら、対等で安心する関係を築ける素敵な人と、楽しく毎日過ごしたいだけだ。
→ 彼でも別の人でもいいじゃん！とにかく自分らしく隣に居られるパートナーと幸せに暮らす事を望もう。
◎とにかく大金が欲しい！
→目的って何だろう？……〇〇に使いたい！
→明日お金が入っても自分は〇〇に使うだけだし、何の恐れも不安も必要ないよな。
→ 経済的に余裕を持って、〇〇を楽しんでいる自分を望もう。
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
※お金は大抵の場合、手段や条件なんですよ。
お金自体ではなく、目的や自分の望む姿を明確に望んだ方が、思わぬ事で叶ったりします。
大金を手に入れる手段は限られている、という様なお金自体に抱く観念は多いので、目的に照準を合わせた方が可能性が広がります。
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
本当に望む事を明確にし、照準を合わせる事で真っ直ぐに意識が向けられます。
自分がどんな制約もなく望むとしたら、どんな事だろうと考えるうちに、制約＝ブレーキとなる思考は勝手に浮かんで来るでしょう。
「こんな事ありえない、世間が許さない」
「あの問題はどう解決するんだ？」
という様に浮かび上がってくる、実現を制約する思考があれば
→「私には関係ない」
「解決すべき問題かどうかは分からない」
という様に、不必要な観念とします。
不必要と認定しておけば、また同じ事が浮かんでも「ああ、いらなかったやつだ」とすぐに気付いて、囚われる事は減って行きます。
(セドナやポノでクリーニングしてもOKです！)
それが何度も気になる場合は
「〇〇は勝手にどうにか上手く行くから、私は考えなくていい事だ」
と放っておく事にしてしまっても構いません。
問題や障害として存在していると私達が認定しているから、それはいつまでも目の前に居座っているのです。
一気にブレーキを全部見つけてやろうとする事は、おすすめしません。
全てをクリアにする事は不可能でしょう。
ブレーキを見付けるより、望む事に照準を合わせ続けている事の方が重要です。
